群馬県は館林市にある蔵元 龍神酒造さんより、毎年春期にリリースされるにごり酒です。
この時期になると発売される、尾瀬の雪どけシリーズの中でも一際目立つラインナップです。
桃色にごりという名前ですが、この色は本当に凄いですね。
いちごミルクを思い出してしまう程に、桃色が凄いです。
同じ桃色の日本酒という所では、以前飲んだ古代米を使った天吹のぴんくれいでぃがありましたが、ぴんくれいでぃは澄んだ桃色のお酒で、こちらは桃色のにごり酒ですね。
→天吹酒造 天吹 ぴんくれいでぃの記事はこちら
春を思わせる綺麗な桃色で、これから桜の時期ですし、お花見なんかにも持ってこいです。
・・・と言いたい所ですが、多分吹き出しますよね・・・。
という事で、吹き出すと勿体ないので家飲み推奨です(笑)
この桃色ですが、着色料ではなく特殊な酵母の影響で、赤色酵母と紹介されています。
にごり酒という事は先程触れた通りですが、ただのにごり酒ではなく活性にごり酒の為、ボトルキャップにはガス抜き用の穴が開いていますので、開栓時にはくれぐれも吹き出し注意しなければなりません。
ゆっくりと何度もキャップを緩めては締めてを繰り返しつつ、キッチリとガス抜きをしてから開けます。
早く飲みたいからといって、一気に開けると危険です。
せっかく穴開きキャップになっていますので、有効利用します。
尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 桃色にごり 生酒を飲む
活性が良くキャップを緩めて締めてと何度も繰り返す間に、上澄みと底のおりが撹拌されてしまい、上澄みだけ最初に飲むという事が出来ませんでしたので、そこはまた後日楽しむ事にします。(開栓するまで5分程格闘しました・・・。)
こんな感じに一気に吹き上がってきます・・・。
すごい活性という事がこの泡で伝わるでしょうか。
グラスは色が一番伝わると思い、ガラスを選択しました。
それでは、まずは香りですが、甘い香りと爽やかな酸味が入り混じった香りで、お酒の綺麗な桃色の影響もあり更に春らしく華やかに感じる事ができます。
口に含むと甘味と酸味が広がりますが、それと同時にシュワシュワとしたガスが口の中で弾けてフレッシュ感を引き立ててくれます。
甘さのレベルとしては日本酒度-33らしいですが、この数値から想像される通り非常に甘味が強くでてきます。
口当たりの方はアルコール度数10%という事もありトゲトゲしい感じもありませんし、優しい酒質になっていて非常に飲みやすい軽快なお酒です。
最後は含んだ時のイチゴを思わせる様な甘酸っぱさを強くを感じてきますが、甘味と一緒に感じるこの酸味のお蔭でダラダラとした感じもありません。
但し、このお酒の甘さ的に食中酒とはいきませんので、食前酒や食後のデザート感覚で飲む方が向いているのでは、と思います。
価格もお手頃で見た目のインパクトもありますし、これはこれで美味しいので、この時期の家飲みにオススメの一本ですね。
尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 桃色にごりの詳細と蔵元さんについて
アルコール分:10度
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合 50%
蔵 元 竜神酒造株式会社
所在地 群馬県館林市西本町7-13