最近気になっていたお酒が、福島県にある蔵元 夢心酒造さんの「奈良萬」です。
奈良萬が飲みたくなったので、近場の酒屋さんでの取り扱い情報を調べてみたのですが、ツライ事に取り扱っている酒屋さんが無く、車で一時間半位かけて買いに行きました。
そんな経緯という事もあり、今回は初めて行った酒屋さんで購入しました。
酒屋さんに到着して冷蔵庫を見ると、奈良萬の酒未来や無濾過、おりがらみ等もあり、ちょっと感動しました。
とりあえず今回は、定番品の純米酒を購入する事にしました。
純米酒とはいっても、精米歩合55%と磨いてます。
もう少し低精米かと思っていましたので・・・(すみません)。
※酒未来はほとんどの蔵元さんが一升瓶で、奈良萬も例外なく一升瓶でした。
知っている限りでは、山形正宗の酒未来が四合瓶を販売されていますね。
今回購入した酒屋さんは、ネット販売もされている酒屋さんという事もあり、ネットで在庫があるのを確認してから行きましたが、店頭の冷蔵庫には二本位しか残っていませんでしたので、危ないところでした・・・。
遠くまで買いに来て売り切れとか、ちょっと悲しいものがありますからね。
そもそも「ネットで買えばいい。」という話もありますが、やはり自分の目で見て購入したいという思いがありますので、ちょっと足を伸ばしてみました。
奈良萬 純米酒を飲む
では、奈良萬 純米酒を早速飲んでみたいと思います。
香りはスッキリな香りでセメダイン臭を少し感じますが、サラッとしているというのかスッとしているというのか・・・。
そんなに鼻に付く香りではありません。
常温に戻して口に含むと米の旨みが強く、思わず「美味しい!」と呟いてしまいました。
香りでも感じた若干のセメダイン臭がありますが、くどい濃さではなくスッキリした香りの一部として捉える事ができる程度で、抜群のまとまり感を出してくれています。
最後はキレもよく、飲みやすいお酒として作られているなと感じました。
燗にしてみる
続いて、燗にしてみました。
熱燗ではなく、上燗で楽しんでみようと思います。
酒瓶のクビに掛かっている下げ札にも、「燗酒で美味しい」と書いてありますので、試さない話はないですよね。
(ただ単に自分が好きなだけという事もありますが)
上燗にしても香りと味、共に薄くなる事も無く米の旨みが強く出てきますので、これはまた美味しいです。
この味わいなら、食事ともめちゃくちゃ合いそうですね。
飲み口も軽く非常に飲みやすいので、すいすいと飲んでしまう危険性もありますが・・・。
冷酒から燗まで、好きな飲み方にも十分耐えられる作りだと感じました。
個人的には冷酒や冷よりも、燗づけした方が美味しいなと感じました。
この奈良萬で熱燗が好きになったり冷酒が好きになったりと、飲み手に合った飲み方を探せるいい日本酒かなと思いました。
奈良萬 純米酒の詳細と蔵元さんについて
アルコール度数 15度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合 55%
蔵 元 夢心酒造株式会社
所在地 福島県喜多方市字北町2932