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鈴木酒造店 甦る 純米吟醸

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本日は3月11日です。
決して忘れてはならない、東日本大震災が14時46分に発生した日です。

当たり前の事が当たり前でなくなった日。

大震災の影響により蔵が倒壊し、酒造りを諦めざるを得ない状況になった蔵元さんが、鈴木酒造さんです。
当然ながら、酵母を含めて全てを失いました。

福島県浪江町の鈴木酒造さんの蔵は、原発まで直線距離で10キロにも満たない距離です。
避難区域になる等立ち入りすらままならず、山形県に自主避難されました。

震災後、3週間経過した時に研究の為に預けていた酵母が残っている事が分かりました。

酵母が存在するという事は、また酒造りが出来ると思われたそうです。

そして、平成23年に山形県長井市の東洋酒造さんが後継者不足による廃業されるという事で、全ての権利を買い上げ、酒造りを再開されました。

この「甦る」という名前には、凄い力が篭っている様に感じます。
「甦ろう!」や、「頑張ろう!」ではなく、絶対に「甦る」と。

沢山の想いがつめられた「甦る」を飲んでみたいと思います。
この「甦る」は、本日3月11日に発売された日本酒です。

この日に発売される思いには、私にはとても理解出来ない思いがあったのだろうと思います。

早速冷酒で一口含むと、スッとするフルーツ感があります。
このフルーツ感は何でしょうか・・・。

濃さや深みがあるというよりも、飲みやすい軽さ重視の造りですね。
この軽やかさからすると、冷酒より燗向けかなという気がしました。

裏書には、こんなメッセージが。

長井市のNPO法人「レインボープラン※市民農場」様と、福島県から長井市に非難した方々が協働で「絆循環プロジェクト・福幸ファーム」を運営し、彼らが育てたレインボープラン認証米「さわのはな」を原料米に、酒の仕込もお手伝い頂き完成した酒です。
いのちの循環を謳うレインボープランにちなみ『甦る』と冠し、被災地と飲み手の方々を繋ぐ酒となることを願い醸しました。
※レインボープラン:長井市内の一般家庭生ごみを回収し堆肥に換え、安心安全な農作物を作る循環型社会を目指した社会的事業

「福幸ファーム」村田孝さんから
福島県の方々へのメッセージ
2011.3.11の東日本大震災とそれに伴う原発事故により、世界史上類例を見ない複合災害に苦しむ福島県。
しかし、そんな痛手を負った福島県人だからこそ、この2本に復興という名の転換をもたらし得るのだと思います。「再生」という意味の名を持つこの酒には「福島県人こそが再生可能エネルギーである」という想いと「とどまる人と離れた人が一つになって共に再生を果たしたい」との強い願いが込められています。前に進むために「甦る。」是非ご賞味下さい。

最後に大事な事ですが、この「甦る」は、購入金額の一部が寄付金になるそうです。
震災後、自分に何かが出来た訳ではありませんが、微力ながらもお酒を購入して、美味しく頂くことがお力になればと思います。

この鈴木酒造店さんは、個人的に応援している蔵の一つであります。

蔵元さん情報とお酒のスペックについて

蔵元 株式会社 鈴木酒造店
原材料 米・米麹
原料米 長井産さわのはな100%
精米歩合 55%
アルコール度数 15度

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